ラ・モンゴルフィエ・ノクチューン

みなさん、こんにちは。Morinokoです。

秋が深まる頃、佐賀の嘉瀬川河川敷を舞台に開催される「佐賀インターナショナルバルーンフェスタ」。 青空に無数の気球が一斉に飛び立つ昼間の光景も息を呑むほど美しいのですが、私がずっと心待ちにしていたのが、夜の闇の中で行われる夜間係留「ラ・モンゴルフィエ・ノクチューン(夜間係留)」でした。

今回は、写真とともにその圧倒的な迫力と熱気をお届けしますね。

会場を埋め尽くす人の波と、張り詰めた期待感

ショーの開始を待つ黄昏時、遠くの山並みを背にして、突如「ボォッ!」と夕空を焦がすような炎が立ち上がりました。

準備を進めるクルーのみなさんがバーナーの調子を確かめるテスト点火です。

天高く噴き上がる眩しい火柱と、炎の灯りに照らし出される人々の真剣な横顔。

まだあたりが完全に暗くなる前だというのに、その力強い「炎の生命力」にぐっと引き込まれ、これから始まる夜への胸の高鳴りが一気に最高潮へと達していきました。

日がすっかり落ちた会場に足を踏み入れると、そこには驚くほどたくさんの人、人、人! 暗がりの中、河川敷の土手までぎっしりと観客で埋め尽くされていて、みんなが今か今かとその瞬間を待つ独特の熱気に包まれていました。

夜風はひんやりと冷たく肌を刺すほどだったのですが、人の多さとこれから始まるショーへの高揚感で、寒さを忘れてしまうほど胸が高鳴ります。 暗闇の中には、大きく膨らんだ色とりどりの巨大なバルーンたちがずらりと並び、静かにその出番を待っていました。

「ゴーッ!」と轟く重低音、肌で感じる本物の熱気

一斉点火の合図とともに、河川敷にずらりと並んだバルーンたちが一斉に夜の闇の中で光を放ち始めました。

目の前に現れたのは、親しみやすいヤクルトのキャラクターや鮮やかな企業バルーンたち。 まるで夜空の下に巨大な光の巨人たちが立ち並んだかのような、息を呑むほど壮大な光景です。

周りを見渡せば、土手を埋め尽くした観客のみなさんが一斉にスマートフォンやカメラを空へと掲げていました。

寒さも忘れて光を見上げる人々のあたたかな熱気と、どこまでも連なるバルーンの優しい灯り。

そのすべてが溶け合って、会場全体がひとつの大きな感動に包まれていきます。

 

カウントダウンとともに、パイロットたちが一斉にバーナーへ点火した瞬間——。

「ゴォォォォッ!」という凄まじい轟音が夜空に響き渡りました。 それは耳で聴くというよりも、お腹の底までズンと響いてくるような大迫力の重低音。 さらに驚いたのは、その炎の熱量です。 安全な距離まで離れた場所から見ていたはずなのに、炎が立ち上がった瞬間、顔や手肌に「カッ」と熱風が届くのがはっきりと分かるほど。

真っ暗な闇の中に柱のようなオレンジと青の炎が勢いよく噴き上がり、巨大な気球の内側を鮮やかに照らし出します。 まるで、夜の闇に浮かび上がる巨大な光の提灯。 離れた場所から眺めても並んだ姿が息を呑むほど綺麗ですが、少し近づいて見上げると、建物の何階分もあるようなバルーンの大きさと迫力に圧倒されて、ただただ言葉を失ってしまいました。

静寂を染める炎を切り取って

やがてショーが中盤を迎えると、アップテンポな音楽に合わせて、夜空へ幾重ものレーザービームやサーチライトが鮮やかに放たれました。

漆黒の空を貫く幻想的なエメラルドグリーンの光筋と、音楽のリズムに合わせて明滅するバルーンの灯り。

「わぁっ!」という感嘆の声や拍手、子どもたちの歓声があちこちから湧き上がり、冷たい夜空へとふわりと溶けていきます。

昼間の穏やかなバルーン競技とはまったく違う、まるで夜の野外フェスのような圧倒的なスケール感と祝祭感。 ファインダー越しに見える人々の楽しそうな笑顔に、私まで胸がいっぱいになってしまいました。

 

ファインダーを覗きながら夢中でシャッターを切ったのが、今回の一枚です。 中央でゴウゴウと燃え上がるバーナーの炎、その光に透けて黄金色に輝くバルーンのテクスチャ、そして懸命に気球を支えるクルーたちのシルエット。 周囲の観客のみなさんが思わず見惚れて見上げている空気感まで、この場の迫力ごとぎゅっと閉じ込められたらいいなと思いながら撮影しました。

夜空の冷たい闇と、目の前で爆発するような炎のあたたかさ。 五感のすべてを揺さぶられるようなダイナミックな体験は、写真を見返している今でも、あの轟音と熱気が鮮明によみがえってくるほど鮮烈でした。

心躍る旅の余韻に寄り添う音楽を

夜の闇を鮮やかに彩る炎のように、日常のふとした瞬間に彩りを添えられるようなオリジナル楽曲を制作・配信しています。 ドライブのお供や、一日の終わりのリラックスタイムにぜひ聴いてみてくださいね。

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